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山中湖情報創造館 指定管理者による日々の記録です。


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山中湖情報創造館
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山中湖情報創造館
The YAMANAKAKO Library for The People's Creativity.
開館時間: 09:30-19:00

休館日
元 旦 : 1/ 1 (金)
月末休館日:1/29 (金)

山中湖情報創造館 公式
〒401-0502
山梨県南都留郡山中湖村平野506-296
Tel. 0555-20-2727
Fax. 0555-62-4000

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司書の専門性

下の記事を書いていて、ふと「司書の専門性」について閃いてしまった。
Googleが、図書館の蔵書を検索可能にしたら、将来司書の立場はどうなるんだろう? と考えたのだが、ここに[司書の専門性]が生き残りの鍵になることが、やっと理解できた。

 それは、日本でいう「司書」の専門性ではない。
 いうなれば、「司書」ということに専門性を求めることは、もはや難しい。それは“本”を取り扱う専門家という専門性であり、図書館内という限られた空間においては、有効な能力なのだが、利用者にとっては全く別の専門性が必要となる。諸外国の司書..いやライブラリアン(Librarian)と呼ぼう、彼ら彼女らの専門性は、全く別のところにあるのだ。

例えば、

■Reference Librarian (レファレンス・ライブラリアン): レファレンスを専門とするライブラリアンであって、すべてのライブラリアンがリファレンスをする訳ではない(某国家元首の「自衛隊がいるところが非戦闘地域である」という言い方に似ている)。

■さらにその Reference する対象も、行政サービスであったり、法律であったり、医療であったり、ビジネスであったり、サイエンスであったり、観光であったり、そうした[専門性]が重要視されるのである。

これは日本の司書制度における「司書」のありかたと、全く異なる...と思える。
司書の専門性を語るときに、もはや“書籍の専門家”であることは、生き残りをかける対象とはならない。むしろ、「レファレンス・ライブラリアンであり、さらに何を専門とするのか」を語り始めたときに、初めて『司書の専門性』を口にすることができるのではないだろうか。
つまり、ライブラリアンになる以前に、どんな専門分野を持つか。ということなのかもしれない。時には、「釣り」や「格闘技」、「デザイン」や「キャラクター商品」、「食材」や「料理」などなど、大学の学問以外の専門でも、その技能を必要とする利用者は少なくないのだ。

 そのとき、そうした専門性を持った司書は、他の何にも置き換えができない。
 そうして、一人ひとりのライブラリアンは、自分の居場所(地位)を、獲得するのだろうと...思った訳です。

な〜んて、偉そうなことを書いてしまいました。あしからず!!
by lib-yamanakako | 2004-12-16 23:04 | 図書館から